2011/03/22

卒業式

ある日、私の家に招待状が届きました。
「私たちは妹尾先生が作った至福の時を歌います。 心を込めて歌うのでぜひ見に来てください」

3月18日、私にとって最後の卒業生が巣立ちました。
私が音楽で関わった生徒は8年間で1500人は超えると思います。
教育現場から去って2年間経つので、本来は学校からの来賓としては招待はありません。
ありがたい子どもたちからの招待状を手に久しぶりに校門をくぐりました。

久しぶりに会った彼らは、凛々しく立派な姿です。
背も伸び、顔つきも変わり、その成長をとても嬉しく思いました。

「至福の時」の合唱はまさに天使のようで、心に届きます。歌ってる彼らも泣いてるし、保護者も泣いている方がたくさんいました。
彼らの届けたい想いが会場を包み感謝の気持ちが溢れました。
本当に感動しました!
みんな 卒業おめでとう


東日本大震災でたくさんの情報が錯綜する中、あまりにも悲しみとネガティブな情報を受け取りすぎた私は偏頭痛で体調も悪く、何もする事ができない無力さと何かしなければならないと自分の追い込みで気持ちが落ち込んでいました。

自分はミュージシャンであり、人に元気を与える役割だ! と思えば思うほど気持ちが空回りしてしんどかったのです。

しかしながら16日は予定通り東京でLIVEさせていただきました。
予約もキャンセルが相次ぎ、電車の関係で早く帰られる方もいらっしゃいましたが、最後にKi-Ra-Riを聴いてくださったお客様が、わざわざ「元気がでました。ありがとうございます」と話しかけてくださいました。

「自粛」ムードが広がる中ですが、私はLIVEやイベントは行うのべきだと考えます。

「私には何も出来ない!」
なんて
そんな事はない


日本全国のみんなが心になんらかの影響を受けているのではないでしょうか。
すべての人が暗がりへ引き寄せられていては日本の未来はどうなるのか…。


卒業生が将来の夢を別れの言葉で宣言した。
「メジャーリーガーになりたい 」
「建築家になりたい 」
これからの彼らの未来の道の拡張は、今私たちがどう行動するかに大きく左右されるの日本なのではないでしょうか。
謝辞で大人たちはこう話しました。
「決してあきらめるな」
「夢を持って羽ばたきましょう」

We all are one!

希望ある未来を一緒に作りましょう(=´∀`)人(´∀`=)
決して一人ぼっちじゃないよ

この度の東日本大震災において、たくさんの亡くなられた方々に謹んでご冥福をお祈りするとともに、被害にあわれた方々、ご家族全ての方々にお見舞い申し上げます。

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